去れば　時満ちて　今宵も闇夜
行方知れずの声は　往ったり来たり

されど　酔いしれど　飛んで火に入った
物蔭（ものかげ）からお見かけ　十\\\六夜（いざよい）　迷い

忍べ　忍べ　切り捨て御免
さらば　さらば　花弁（はなびら）　一片（ひとひら）

雨の様に　苦無（くない）　変わり身　空蝉（うつせみ）
当たらずも遠からず　遁々拍子（とんとんびょうし）

敢えて　七変化　偽物　曲者
月明かりも　転寝（うたたね）　後ろに注意

朧月夜（おぼろづきよ）　浮世（うきよ）は常夜（とこよ）
もののあはれ　二言三言（ふたことみこと）

走れ　疾風（はやて）　修羅首狩取（しゅらしゅしゅしゅ）
風よりも迅（はや）く
回り込んで　気もそぞろ
ゆらら　ゆらら　ゆらら

囲まれても　修羅朱手酒（しゅらしゅしゅしゅ）
微笑んで　そっと　投げたの
隠し持つ　奥の手を
あの手　この手　そして
咲いて　舞って　散った

裏か　表\\\か　二つに一つ
とにもかくにも　酸いも甘いも

離れ　離れ　油断大敵
さらば　さらば　花弁（はなびら）　ひらひら

やぶれ　かぶれ　修羅守趣撞（しゅらしゅしゅしゅ）
吹き荒（すさ）ぶ影は
然（しか）らずんば　雲隠れ
どろろ　どろろ　どろろ

代わる代わる　修羅終終終（しゅらしゅしゅしゅ）
心だけ　そっと　口寄せ
隠し持つ　奥の手で
煙（けむ）に　巻いて　巻いて
飛んで　消えて　散った

想い忍ぶれど　色に出りけり
言いかけた言は　煙玉

走れ　疾風（はやて）　修羅首狩取（しゅらしゅしゅしゅ）
風よりも迅（はや）く
回り込んで　気もそぞろ
ゆらら　ゆらら　ゆらら

囲まれても　修羅朱手酒（しゅらしゅしゅしゅ）
微笑んで　そっと投げたの
隠し持つ　奥の手を
あの手　この手　そして
咲いて　舞って　散った

やぶれ　かぶれ　修羅守趣撞（しゅらしゅしゅしゅ）
吹き荒（すさ）ぶ影は
然（しか）らずんば　雲隠れ
どろろ　どろろ　どろろ

代わる代わる　修羅終終終（しゅらしゅしゅしゅ）
心だけ　そっと　口寄せ
隠し持つ　奥の手で
煙（けむ）に　巻いて　巻いて
飛んで　消えて　散った