目を逸らし逃げ続けてた 「明日なんて来なくていい」
暗い部屋の片隅で
色褪せたノートに書いた たくさんの希望や夢は
今はもう擦れて見えなくて

絶望に殺されそうな夜の中
叫び続けてたんだ
心の居場所探し続けた
あるはずないさ そんなことは分かっていたのに

色を失くした僕の世界に 咲いた小さなその花は
優しさも温もりも知らぬまま 枯れてしまった
僕になにができるのだろう なにができたのだろう
そっと 触れた 花弁 空に舞った

伝えたい言葉は全て 胸の隙間 零れ落ちて
想い届かないままで
傷つかぬように頷いた 嫌われぬように笑ってた
いつしか何もかも失くしてた

あたたかい優しさに触れるたびに
崩れそうになるけど
それでも誰かに触れてたくて
明けることない夜をずっと彷徨い続けた

伸ばし続けた右手の先に 触れた君の小さな手
凍えそうな僕の心 ゆっくり溶かしてゆく
この想い忘れぬように 強く握り締めて
明日の扉 もう一度 開くよ

あの日独りで泣いてた僕に 差し伸べてくれた想いを
今度は僕が返すから だからもう迷わない
たとえこの世界で君が 独りきりになっても
僕はこの手決して離さない

今鮮やかに染まる世界に 咲いた小さなこの花を
いつまでも守り続けよう 想い枯らさぬように
たとえ未来が絶望に覆い尽くされても
何度だって乗り越えて行けるから

君がここにいるということが とても尊いことだと
出会えたすべての想いが奇跡だということに
君が気付かせてくれたね だから僕はずっと
歌を歌う 君に届くように ずっと...