幼いころ夢見た願いは
風に紛れ
大空渡る鳥のように
遠く消えた

自分は特別だって
どこかで信じ続けて
見えない鎖をかけるように
拘っていた

現実なんてチンケだって
一丁前に語ったっけ
大人ぶって背伸びをしては
空を見上げた

傷ついた羽根を　
拾い集めてみよう
紡ぎあわせたら　
それはきっと翼になって
たとえ非力でも
羽ばたかせてくれるから
風を掴もう、もう一度

くじけそうな時には　
あきらめんなって叫ぶ声
いつだって忘れちゃいないんだ、
みんなのことは

真実なんて一つだって
一緒になって探したっけ
入道雲　赤茶けた線路も　
色褪せないまま

自分一人では　
うまくいかないことも
寄り添いあえたら　
それはもっと力になって
か弱い手と手も
繋ぎ合わせてみたなら
高く飛ぼうよ　みんなで

「･･･どこまでいける？」
「･･･どこだっていける！」
絡まる夏風　糸を引くような
飛行機雲を追い続けて

切なく満たされずに
いるその心こそは
かけがえないもの　
それはきっと翼になって
いつかは風に乗り　
大空を翔けるから
･･･大地を蹴って！

そう、いつでも僕らは
信じ続けていよう
この手の絆とともに
いつか翼になれ
一人じゃ果たせなかった
夢へと向かって
高く飛ぶんだ　みんなで