離れ離れ 何時の私
差し伸べられている手の中
鍵を掛けた小さい箱に
知っていたはずのミチの味覚

痛む傷を頬張るごとにまた
妬みが熱量が冷たさが光が拒絶が希望が
絡まりあい何もできずに

【叫ぶ】

蕩ける甘くて黒い感情はツョコラトル
理想なんてもう燃え尽きてしまったの!
弱虫の耳鳴りは止まない
溢れていく私を―\―\ 【見つけて】

生まれ持った箱にもない
信じていた自分の姿
覗き込んだ後悔までも切り離されて
溶けだしていた

取り残された惨めな弱さ
吐き出された本質のデコラシオン
ただ大きな恐怖に呆然と立ち尽くして

【叫ぶ】

蕩ける甘くて苦い衝動はショコラトル
理性なんてもう焼き切れてしまったの!
キラキラと綺麗ね欺\瞞は―\―\
受け入れるなんてことできない

散りばめた自分の欠片さえ
拾うことだって躊躇っているのに

切り取られた気色に私を探す
狂おしいほどの呼ぶ声に居場所を求めてた?
考えたくない 零れていくココロが

溶け合っていく赫い赫い知らない気持ち
理想の灰で煤けた色の空が
眩しくて何も見えない
本当の私を―\―\ 【見つけて】